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東京オペラシティで開催されている、ヴォルフガング・ティルマンス展に行ってきました。
色遣いの絶妙さ、構図のうまさはもちろんのこと、どことなくノスタルジックな印象を受ける写真たちでした。 ただ、ガラガラに空いている美術館、自分の立てる靴音がコツコツと響いてしまうような美術館しかあまり行かないので、予想はしていたとはいえ、ちょっと混んでいて残念でした。 贅沢なのかもしれないけど、前の人が支えて自分のペースで作品を見れないのは、やっぱりちょっと・・・。 お目当てはこのヴォルフガング・ティルマンス展だった訳ですけど、思わぬ拾いモノ!いや、拾いモノは失礼かf(^^;) 併設で野又穫さんの「カンヴァスに立つ建築」が開展されていたのですが、この作品が実に素晴らしかった!下の絵がそうです。「空想建築」と称される空想上の建造物を描いた絵画だそうなのですが、どの作品も確固とした世界観が確立されていて、どこかにこの建物たちがひっそりとたたずんでいる世界があるような、そして、そこは人も動物も生き物はおらず、音もなく、ただただ静寂で・・・、といったような、そんな想像をかきたてられました。 そのあと、よーし、アートショップでこの野又穫さんの画集を買うぞ、と意気込んだものはいいものの、裏を返すと¥6,300 ・・・。 がーん。高いよ~。 で、でも、たまには奮発しちゃうぞ、とそれでもめげなかったのですが、中を見ると、実物を見た直後のせいか、その鮮やかな色彩が再現されていない・・・。 再び、がーん。 印刷だから仕方ないのだけれど、やはりちょっとショックで相当悩んだ末、結局買うのはやめました。しかーし、もう引き下がれない。このところ無駄に物欲が増している私は、何かほしい!ほしい!ということで、当初の目的どおり、ヴォルフガング・ティルマンスの展覧会の写真集を購入して帰りました。 しかし、やっぱり、世の中に素敵な画集は数多くあれど、実物の迫力の前には全て色褪せて見えてしまうものなんですね。これからは面倒くさがらずにちゃんと足を運ぼう、と思ったのでした。 後日談 購入したヴォルフガング・ティルマンスの写真集にお目当ての肝心な写真が載っていなかった(右側下の写真)。うそ・・・(泣)。
by waltz_waltz
| 2004-10-25 21:02
| アート系
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